SEO外注でよくある失敗と対策【依頼前に絶対チェック】
SEO外注、実は“失敗あるある”の宝庫なんです
SEO対策を外部の専門業者に依頼する企業は年々増えていますが、実は「外注したのに全然成果が出ない」「むしろ順位が落ちた」「毎月お金を払っているのに報告も内容も曖昧」といった声が後を絶ちません。
SEOは仕組みが複雑で、取り組みの成果がすぐに現れるものではありません。そのため、「やっている風」の施策に騙されたり、内容を理解できないまま任せきりになってしまい、時間とお金だけをムダにしてしまうケースがとても多いのです。
この記事では、SEO外注でありがちな失敗と、その対策を具体的に紹介します。これから外注を検討している方や、すでに依頼しているけど不安を感じている方は、ぜひご一読ください。
失敗例①:価格の安さだけで業者を選んでしまう
「月額3万円でSEOフルサポート」など、低価格のサービスに魅力を感じるのは当然ですが、その裏には“作業の一部しか対応していない”などのリスクが潜んでいることが少なくありません。
たとえば、格安プランでは、外部リンクをいくつか貼るだけだったり、記事を数本書くだけだったりと、実際の業務内容が非常に限定的であることも。
SEOは調査・戦略・実行・検証・改善というサイクルを地道に回す必要があります。価格だけで判断すると、「必要なことが何もできていない」状態になりかねません。
対策:
見積もりの段階で、「どの作業にどれだけのリソースを使っているのか」を確認しましょう。内訳が明確でない場合や、「全部込みです」といった曖昧な説明しかない業者には注意が必要です。
適正価格の目安としては、月額10万円前後以上のプランで、戦略設計やキーワード選定、内部改善、コンテンツ制作までトータルで対応しているかが判断基準になります。
失敗例②:報告書が届いても、内容が理解できない
「レポートは毎月送られてくるけど、何を意味しているのかよくわからない」「専門用語ばかりで、改善すべきポイントが読めない」といった状況もよくあります。
順位やアクセス数の推移はあくまで“結果”であり、本当に重要なのは「その結果から何を読み取り、どう改善するか」という“次の一手”です。
報告書がただの数字の羅列で、戦略の軌道修正や改善提案が含まれていないなら、それは不十分なサポートです。
対策:
レポートの内容について質問した際、丁寧に説明してくれる業者かどうかを見極めましょう。数字の意味や変動理由を、初心者にも伝わる言葉で説明できる業者は信頼できます。
また、レポートの中に「今後の改善施策」「次月の仮説と対策案」が含まれているかも、重要な判断ポイントです。
失敗例③:提案内容がどの会社にも“テンプレ通り”
どの業種にも「ブログを毎月5本書きましょう」「SNS連携を強化しましょう」といったテンプレートのような提案しかできない業者も存在します。
たしかに基本的な施策は似通う部分もありますが、本来は業種・地域性・商材の特性によってアプローチが変わるべきです。
ヒアリングもそこそこに「このプランで行きましょう」と即決されるようなら、自社のビジネスを理解していないまま施策が進む可能性があります。
対策:
初回相談時のヒアリング内容が浅かったり、課題の抽出が曖昧だった場合は要注意です。提案書に「御社の状況に合わせた施策内容」がしっかりと含まれているかを確認しましょう。
また、「他社事例との比較」「競合との違いをどう活かすか」の視点がある提案なら、より信頼できます。
失敗例④:コンテンツ制作を完全に丸投げしてしまう
SEO施策の一環として記事コンテンツを外注するのはよくあることですが、まったくノータッチで「丸投げ」にしてしまうと、内容がズレた記事が大量に生まれてしまうこともあります。
特に、業種特有の専門知識や社内の強み・顧客ニーズなどを反映せずに記事を量産すると、「アクセスはあるがCVに結びつかない」「滞在時間が短くなる」といった逆効果に。
自社の意図がきちんと反映されていないと、読者の信頼も得られません。
対策:
記事制作前に「誰に・何を伝えたいのか」を明確にし、構成案(アウトライン)の段階で自社も関与するようにしましょう。
可能であれば、社内の専門知識を提供したり、記事のチェック体制を一部持つことで、より成果に直結するコンテンツが作れます。
失敗例⑤:施策内容がブラックハットSEOだった
「確実に順位を上げます」「短期間で成果が出ます」と謳う業者の中には、Googleのガイドラインに反する手法(ブラックハットSEO)を使うケースがあります。
たとえば、大量の被リンクを不自然に張る、コピーコンテンツの量産など、一時的に順位が上がっても、いずれペナルティで圏外に飛ぶ危険があります。
これをやられると、回復には長い時間がかかり、最悪の場合ドメイン自体が使い物にならなくなることも。
対策:
どんな施策を行うのか、Googleのガイドラインに準拠しているのかを事前に確認しましょう。
不自然なリンク増加や、毎日似たような記事を大量投稿しているなどの動きがあれば、即見直しを。信頼できる業者は、必ず「ホワイトハットSEO」で中長期的な成果を目指しています。
失敗例⑥:“お任せ”にしすぎて現状を把握できていない
「専門家に任せてるから大丈夫」と思って完全に外注任せにしてしまうと、現在の施策状況や結果の背景を把握できず、万一のトラブルにも対応できません。
また、「何をやっているか分からないまま」数ヶ月が過ぎ、気づいたら成果も出ていない…というケースも多々あります。
対策:
最低限の確認体制は社内に残しましょう。月1回の進捗確認、成果指標の振り返り、レポートの読み合わせなどを行うことで、“無責任な丸投げ”を防ぐことができます。
また、外注先が何をしていて、何を目指しているかを理解できる関係性を築くことが大切です。
SEO外注で成果を出すために|選ぶべきパートナー像とは
失敗しないための最大のポイントは、「施策内容を丁寧に説明してくれるか」「自社に合わせて提案をしてくれるか」「改善の姿勢があるか」です。
SEOは一度やって終わりではなく、常に改善を繰り返すプロセスです。だからこそ、“安さ”や“実績だけ”ではなく、“中長期で並走できるパートナー”かどうかで選ぶべきです。
当サイトでは、無料SEO診断や、既存業者のセカンドオピニオンも承っています。「このままで本当に成果が出るのか不安」「うちのサイトの問題点を見てほしい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。