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ネガティブSEOで攻撃された!?嫌がらせで低品質なリンクをつけられた場合のリスクについて解説

ネガティブSEOで攻撃された!?嫌がらせで低品質なリンクをつけられた場合のリスクについて解説

「ある日、サーチコンソールを見たら、見慣れない海外サイトからのリンクが急増していた…」「これって誰かの嫌がらせ?ペナルティを受けたらどうしよう…」 サイト運営者なら誰もが一度はヒヤリとするこの問題。この記事では、そんなネガティブSEOの不安を解消します。

結論

低品質な被リンクはSEOに悪影響を及ぼす可能性がありますが、現在のGoogleはほとんどのスパムリンクを自動的に無視します。

つまり、嫌がらせ目的でつけられたリンクが必ずしもペナルティにつながるわけではありません。「基本は放置、ただし異常があれば対応」というスタンスが現在のベストプラクティスです。

とはいえ、「無視していい」と断言するには不安が残る方も多いでしょう。そこで、過去と現在のリスク、確認方法、対処法を整理して解説します。

なお、Search Consoleを適切に活用することで、スパムリンクの増加なども早期に監視できます。過度に心配する必要はありませんので、安心して下さい。

1. ネガティブSEOとは?過去のリスク

ネガティブSEOとは、競合サイトに悪影響を与える目的で、スパムリンクを大量に貼ったり、コピーコンテンツを大量に作るといった行為の事を指します。

過去(特に2012年以前)は、質の悪いリンクを大量に貼ることで、Googleからの評価を下げさせる「ネガティブSEO攻撃」が深刻な問題でした。

  • 手動ペナルティ:Googleの担当者が「不自然なリンク」を確認し、検索順位の大幅な下落やインデックス削除の措置。
  • アルゴリズム評価の低下:「ペンギンアップデート」により自動的にサイト評価が下げられる。

これらは意図的な操作と判断されると、非常に重いペナルティにつながり、検索流入の大部分を失うケースも珍しくありませんでした。

Googleはユーザーの検索意図にあった価値のあるコンテンツを適切に表示する事を至上命題としているため、作為的に検索順位を操作されるのはGoogleの目的に反します。

当然、こういった行為が成立しないように対策を進めるわけですが、そのユーザー体験向上のための改善がアルゴリズム変更に繋がるわけです。

2. 現在のGoogleの対応(ペンギン4.0以降)

2016年に導入された「ペンギンアップデート4.0」により、Googleのアルゴリズムは大幅に進化し、スパムリンクへの対応方針が変わりました。

現在では、嫌がらせ目的でつけられたリンクや、無関係なサイトからの不自然なリンクは、Googleが自動的に検出・無視する仕組みが構築されています。

ただし、以下のようなケースでは注意が必要です。

  • 短期間に急激にスパムリンクが増加し、意図的なリンク操作と誤認される可能性。
  • スパムリンクの総量が非常に多く、Googleのアルゴリズムをかいくぐるリスク。
  • 悪質なスパムリンクがメインコンテンツを妨げる構造になっている。

このように、Googleの精度が向上しているとはいえ、油断せず「監視と必要な対応」を継続することが重要です。

3. 低品質リンクの確認方法

スパムリンクによる影響を早期に察知するためには、定期的な確認が不可欠です。

Googleサーチコンソールを使えば、無料で簡単に被リンクをチェックできます。

  1. サーチコンソールにログイン
  2. 左メニューの「リンク」をクリック
  3. 「上位のリンク元サイト」で不審なドメインを確認
  4. 「詳細」をクリックして全リンク元の一覧を取得

特に以下のようなリンクには注意が必要です:
・アダルト、ギャンブル、医療、金融などジャンルがかけ離れたサイト
・意味不明なURL、文字列、リンクの意図が見えないページ
・ページ数が極端に少ない、またはリンク集だけのようなサイト

月に一度、リンクチェックを習慣化することで、万が一の際もすぐ対応できます。

4. 対処方法|本当に必要な場合のみ「否認ツール」を使う

明らかにスパムリンクが原因で順位が下がっている、あるいはGoogleから「手動による対策」通知が届いた場合は、「リンクの否認ツール(Disavow Tool)」の使用を検討しましょう。

このツールは、Googleに「このリンクは無関係なので評価に含めないでください」と申告するもので、公式な対応手段として認められています

使用上の注意点:

  • 誤って良質なリンクを否認すると、SEOに悪影響を与える
  • 否認ファイルの形式は正確に。テキスト形式で対象ドメインを指定
  • リンクの削除依頼をしてから否認ツールを使うのが理想

否認ツールの提出先:
https://search.google.com/search-console/disavow-links

Googleも公式に「ほとんどのサイトはこのツールを使用する必要はない」としています。冷静に状況を見極めて使用を検討しましょう

よくある質問

Q. 海外からのリンクは、すべて否認した方が良いですか?
A. いいえ、その必要はありません。海外のサイトでも、あなたのサイトを正規に引用・紹介している良質なリンクは存在します。あくまで「サイトのテーマと無関係」「低品質なコンテンツ」といった文脈で判断しましょう。
Q. 否認ツールを使ったら、どのくらいで効果が出ますか?
A. Googleが否認ファイルを処理するまでには数週間から数ヶ月かかる場合があります。一度送信したら、焦らずに様子を見ることが大切です。
Q. 自分で昔買ってしまったリンクも、この方法で対処できますか?
A. 基本的な対処法は同じですが、自分で購入した場合は「意図的な違反」とみなされるため、より深刻なペナルティのリスクがあります。見つけ次第、速やかに否認することをおすすめします。

まとめ|基本は静観、異常があれば対応

  • 嫌がらせリンクによるリスクは存在するが、以前より大幅に減少
  • Googleは多くのスパムリンクを自動で無視してくれる
  • 定期的な被リンクチェックを習慣にするのがおすすめ
  • 実害がない場合は放置が基本、必要があれば否認ツールを検討

ネガティブSEOは依然としてゼロではありませんが、過剰に不安になるよりも、正しい知識と冷静な対応を取ることがSEO施策において重要です。

まずはGoogleサーチコンソールで現状を把握し、定期的に状況をチェックする体制を整えましょう。

どうしてもお困りでしたら、サポートしますのでお気軽にお問い合わせください。

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